十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人
「成長」
という言葉があります。語義としては「育って大きくなる」という意味ですがビジネスをしてるとめちゃくちゃ聞く言葉ですよね。
例えば求職者の人が「御社のようなお互いに切磋琢磨できる環境で成長し」と述べたり、求人広告の文言で「圧倒的に成長できる環境で一緒に駆け抜けませんか!?」と謳っていたりととかく「成長」という文字を目にする機会は多いような気がします。
もちろん弊社でも会社が成長すると共に、そこで働くチーム自体がどんどん成長していくのが理想であるのですが実際問題「ビジネスにおける成長」というのは明確に定義されていないよなーとふと思いました。
「よーしパパ『成長』を定義しちゃうぞー」ってことで全く聞かれたわけでもないんですが自分自身の成長に関する考えをまとめます。
僕個人がこの辺は就職する段階から全く考えが変わっていないのですが
成長=市場流動性が高くなる
ことだと思っています。
平たく言うと「今日会社がつぶれても明日大体同じくらいの給料の仕事が見つかる」という意味です。
僕個人が超保守的な思考なので上記の定義となるのですが、その根本になる考え方として「人生における最大のリスクは『仕事がない』こと」というものを持っています。
お金の問題ももちろんありますが社会人として(家庭を除外した場合に)仕事を抜きに社会と接点を持つのは難しいのではないでしょうか。
(家でゴロゴロしていると「無職」=「仕事がない人」とあくまでも「職」と結び付けて定義づけされることからも言えるのではないかと思います。)
最大のリスク地点を原点とした場合にそこから遠くなればなるほどリスクは軽減されていくわけでその遠ざかり具合を成長と定義出来るんではないかなーというのが成長という言葉に対する個人的な考えです。
なので当社の場合もいかなる立場の人であっても「常に市場流動性が高い状態」で楽しく働いて欲しいなと思いつつも、優秀さゆえにどんどん辞めちゃったらそれはそれで寂しいのでガンガン起業支援をしてビジネスパートナーとしてゆるくつながるような感じでいけたらいいよなーと思っています。
「失敗は成功の反対ではなく、その一部だ」
0、序章
「何をやっている会社なんですか?」
という質問をいただくことがよくあるのですが3ヶ月~半年スパンで事業戦略の見直しをしているので毎回説明をいただく度に「”今は”これに注力してます」という言い方になってしまい説明が曖昧なので逆に「”何に失敗”したのか?」について記載させていただきたいと思います。
※めちゃくちゃ赤字のように会社な書き方になりますが一期→二期が500%で二期→三期(途中)で300%成長で3期連続増益・増収ではあります。
1、そもそもの考え方
起業前に私自身がWeb広告代理業のビジネス経験しかなく、かつエンジニアもいないという状況だったので所謂スタートアップ的な「プロトタイプを作って投資家にプレゼンをして株式で調達し一気にスケールする」というモデルは無理だろうという前提で以下のロードマップを作成しました。
(1)受託型のビジネスで正のキャッシュフローを作る
(2)受託型のビジネスを仕組化してキャッシュフローの増大を図る
(3)一定以上のキャッシュフローが構築できた段階で自社事業への投資育成を行う
まず「自分自身の生活費やビジネスの諸経費を賄うために(1)を行い並行して(2)を構築」を1期目・2期目の目標として設定しました。
以下に述べる「失敗」とは主に(2)に関してとなります。
2、過去の失敗事例
【内容】
自社ECをこれから実施したいという企業に対して「商品の販売戦略から実行までワンストップ」でサービス提供する
【想定していた課題解決】
EC自体はマーケットとして非常に大きく、ソリューションの数も非常に多いがそれぞれが個で提供していたため「まずは通販を始めたい」というニーズに応える事業
【うまくいかなかった要因】
・ニーズが顕在化するタイミングが「事業立ち上げ」の時のみであり顧客の継続的な獲得が難しい
・商品戦略/フルフィルメンタル/webマーケティングと範囲が非常に多いため事業実行における変数が多い
【内容】
リストに対して営業によるテレアポなどのプッシュ型の営業を行う企業に対してデジタルを活用したプル型の営業を提案する
【想定していた課題解決】
自身が法人営業を担当していたため営業生産性の向上はいずれの企業でも課題でありデジタルを活用して効率化したいというニーズに応える事業
【うまくいかなかった要因】
・対一般消費者向けのマーケティングと比較しアプローチ手段が限られるため規模が出にくい
・メディア型ではなく代理店型のビジネスのためコストが高くつきプッシュ型営業と比較した場合のコストメリットが出ない
(3)動画広告事業
※現状でも実施をしていますが当初に目論見や事業計画と乖離があるという点で挙げています。
【内容】
現在でも伸びている動画広告面に対して制作から出稿までワンストップで提供する
【想定していた課題解決】
スマートフォンの浸透によりユーザーの動画コンテンツへの接触時間が急激に伸びていたがWeb広告中心の広告主は動画の広告素材を持っていなかったため”売れる動画”へのニーズに応える事業
【うまくいかなかった要因】
・プラットフォーム側の仕様変更に伴うパフォーマンスの低下
と自分で書いていて胃が痛くなってきましたがとにかく事業計画を立てては実行を繰り返していました。
上記の失敗を踏まえて今実行していることは
・常にマーケットでニーズがあり
・単一のオペレーションで競争優位性の確立が出来
・スケールメリットが構築しやすく
・自社プロダクトとしての設計が可能であり
・プラットフォームに過度の依存をしない
になっているんではないかなと考えておりますが詳細に関してはまた後日に記載します。
はてなブログを始めました。
こんにちは、株式会社ロックストックの宮崎です。
会社を設立をして2年8か月が経ちました。
自社のサイトを更新してなさすぎて我ながら「怪しさしかねーな」と感じましたのでブログを始めることにしました。
それまでも外部へのアウトプットの必要性は感じてはいたのですが「ブログ書いてる暇あったらさっさと仕事を納品しろ」という想定される顧客の内なる声に怯え放置しておりました。誠に申し訳ございません。
当社は目下採用強化中でしてお陰様で自社サイトやソーシャル関連へのアクセスが増えているのですが、あまりにもコンテンツがないので会社や私自身のことなどをプラスイメージを持っていただけるよう盛りながらありのままお伝えできたらと思います。
よろしくお願いいたします。
株式会社ロックストック
代表取締役社長 宮崎晋一郎