冷凍都市の暮らし

森美知典さんの「日本を飛び出して世界で見つけた僕らが本当にやりたかったこと」という本を読みました。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4788913259/ref=as_li_qf_sp_asin_il_tl?ie=UTF8&tag=cocolable-22&camp=247&creative=1211&linkCode=as2&creativeASIN=4788913259&linkId=453c4ef809b4e5fac7fa777e6c7a3db9

森さんです。

森さんと言えば僕が28歳の時に共通の知人の方を介してお付き合いさせていただいて以降現在に至るまで物心共に様々なご支援をいただいている方です。

みなさんご存知でしたか?

さて該当の書籍のですが「海外に移住し、もしくは海外をベースに仕事をしている20人の方々に、その意思決定の背景や思い、海外生活のポイントを現地取材し、そのリアルな体験をまとめたもの」というのが基本的な内容になります。

内容に関してはその通りで出版の動機自体も「海外生活者のリアルをまとめた情報がない」というもので確かになーという次第です。

※海外に関する著者で真っ先に上がるのは古くは沢木耕太郎で最近だと高橋歩だと思うのですが彼らは主に「旅」に関してであり「海外で実際に生活をする」という内容だとあまり書籍としてまとまってない気がします。

とてもおもしろいですよ!私は★5をつけました!皆さんにオススメです!


みたいな話を書いてもギガの無駄になっちゃいますからね。せっかくなので長年色々お世話になっている中での自分なりの解釈などを記載させていただきます。

まずこの本自体はハウツー本的な読み方も出来る思うのですがある種の考え方を具現化したものという読み方も出来ると思います。

 

つまり具現化系念能力者の念能力という言い方も出来るわけで作者のパーソナルな面が大いに反映されると思うのですが森さん自体がネット企業の経営者だと非常に珍しいタイプの人だなというのが初対面の印象でした。

 

最近の人はそうでもないと思うのですがなんとなくネット企業の経営者の人は「ギロッポン!」みたいな人が多いなと勝手に思ってるんですけど最初の飲みの時からバックパッカー時代の話や映画/音楽なんかのカルチャーの話をしていたのを今でも覚えています。

そんな「ちょっと違う経営者の人」とカルチャーやら仕事やら様々な話をしていく中で一つの大きなテーマとしてあるのが「an independent life」なのかなーという理解をしています。

直訳すると「独立(自立)した生活」となるわけですが、この本に関しては端的に「日本から独立(自立)した生活を送る人のインタビュー」と読み解くことも出来るのではないでしょうか。

では「何からの独立(自立)なのか?」や「独立(自立)することの意味」という問いが生まれるわけですがここからは自分語りです。大変申し訳ございません。

 

個人的な考えとして「今の社会的な常識や価値観」があまり自分に合わない時に「別の常識や価値観があるオルタナティブな居場所」があると「今のしんどさけっこうなくなるんじゃないかな?」というのが最近感じているところです。

なので別に今特にストレスないんであれば生活や仕事を変える必要は全くないと思います。

ただ現時点でしんどいんであれば思い切って変えるべきだし、今しんどいのも個人的な能力や特性の問題ではなく居場所が合ってないのかもねくらいの考えが持てると人生ちょっとは楽になるんではいかなーと思います。

仕事もそうですし社会生活送ってると「あ、俺こういうのしんどいかも」ということってけっこうあると思うんですよね。

打合せに5分遅れてマジギレされたこととか皆さんけっこうあると思うんですけどあれはとてもつらい。

一方でそういう日本人的な几帳面さというのは実際に経理業務とかやるととてもすばらしいものに思えたりします。

僕は海外の人と仕事したことがないので正確なことはわからないですが社会全体が寛容ということは他もルーズだったりすると思うので何がいいとか悪いとかというのはあくまで相対的な問題であるのではないでしょうか。

それぞれが持つ「場の特性」という話にすぎないわけで耐えられれば問題ないし、しんどければ場所変えましょう。

そういう時に「自分では想定していない選択肢を知ることが出来る」というのは自分自身の可能性を広げる上でとても有益なんではないでしょうか?という形でこの著作の推薦を締めさせていただければと思います。